クラウドヘルスケア 導入が加速、業務効率 30%改善

クラウドヘルスケア 導入が加速、業務効率 30%改善

医療現場では 人手不足 が深刻、高まる 医療事故 リスク
電子カルテ・処方箋の クラウドヘルスケア 導入が加速、業務効率 30%改善

医療従事者すべての求人倍率が全産業平均の 1.6 倍以上と深刻な人手不足となっており、診療時間の 短縮など患者への不便、医療従事者への過重な業務負担に伴う医療事故リスクなどの可能性が高まっ ています。医療システムを開発する株式会社 SOTATEK JAPAN(本社:東京都中央区、代表:田中雅史) には、クラウドヘルスケアシステムを活用した効率化を促進する医療システムの導入に関する問合せ が約5割増となっています。

 

医療人材不足が深刻化、進む クラウドヘルスケア の活用

厚生労働省の統計(2022 年 11 月)によると、医療従事者の求人が全産業平均の 1.6 倍以上となってい ます。医師・薬剤師等は 2.18 倍、保健師・助産師・看護師は 2.33 倍、医療技術者は 3.27 倍、その他 保健医療サービス職は 3.44 倍となっており。全職種の有効求人倍率は 1.35 倍の平均を大きく上回っ ています。 薬剤師、看護師、医療技術者の分野において、人手不足が深刻な問題となっています。急速な高齢化や 慢性疾患の増加に伴い、医療現場の負担が増大し、スタッフ不足が顕著となっています。人手不足によ り、診療時間の短縮、診療科目の統廃合、受診までの待ち時間の延長など、患者に不便な状況が生じる 可能性があります。また、医師や看護師の過重な業務負担により、医療事故のリスクが高まる可能性も あります。 そのなか、デジタル化やオンライン化によって、医療現場の負担軽減をしようと動きが加速しており、 クラウドヘルスケアを活用した効率化を促進する医療システムの導入の重要性を増しています。

 

電子カルテ、電子処方箋導入で、待ち時間を短縮

 

背景:政府が目指す「医療DX」のイメージ※ 医療4.0

背景:政府が目指す「医療DX」のイメージ※ 医療4.0

 

SOTATEK JAPAN は、この課題に対処するため、電子カルテ電子処方箋などのクラウドヘルスケアシス テムを導入し、院内や薬局との情報処理をオンライン化しています。この結果、医療情報のやりとりが 従来の紙からクラウド上のデータに変わり、業務効率が 30%程度改善されるとされています。 また、入力作業の手間が減り、人手不足がもたらす患者へのケアの遅れやミスが低減されるだけでな く、医療従事者が煩雑な事務作業から解放され、患者と向き合う時間が増えることが期待されていま す。さらに、医療現場と介護現場とのやりとりが増える中、掲示板機能を活用することで相互に確認や 相談がしやすくなります。電子処方箋はクラウド上にデータが保存されることで、お薬手帳を忘れた 場合でも情報が共有され、重複投与を防ぐことができます。病院の受付から清算までの流れがスムー ズになることで待ち時間も短くなり、患者も処方や診断などの医療情報にアクセスできるようになり、 自分で過去の情報を確認することができます。

 

介護と医療のやりとりが簡単に

医療従事者からの声によると、「システムの掲示板上で簡単に処方薬や看護の指示ができるようになり、 今の状況を画面確認することもできるようになって医療に専念しやすくなった」(医師)、「携帯端末か らオンラインで見られるので、これまでの移動時間を患者さんと接する時間に充てることができるよ うになった」(看護師)、「医療側も介護側も多忙な中、少しでも効率的なやりとりが必要になっている。 掲示板機能を活用することで以前より医療への相談がスムーズになった」(介護士)、「リアルタイムに 情報へアクセスできるようになり、患者さんにより適切なケアができるなど、医療の質も向上してい る」(クリニックの経営者)とのことです。

 

SOTATEK JAPAN の経営者は、「医療現場は患者さんの健康と命を守る最前線です。私たちのクラウドヘ ルスケアシステムが、医療現場における人手不足問題を解消し、より良い医療サービスを提供につな がることを目指しています。今後も、医療従事者と患者双方にとって価値あるシステムを開発し続け ます」とコメントしています。

 

こうした取り組みについて、4 月に東京ビッグサイトで開催された Japan IT Week において SOTATEK JAPAN のブースに多数の来客があり、システム導入の相談がありました。この度、秋の Japan IT Week への出展が決定しました。開催は 10 月 25 日〜10 月 27 日までの 3 日間で、当社の画像認識技術を活か した最新の クラウドヘルスケア システムの公開を予定しています。今後も患者データの管理、医療機 関間の連携、遠隔診療など幅広く医療現場の課題解決に貢献していきます。

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